とある高専生の大学編入体験記

自分が体験した編入について、勉強した内容や感想等を書いていきます。

【H31年度編入】首都大学東京都市教養学部 編入試験体験談

今年度、....というか昨年度になってしまいましたが、首都大学東京都市教養学部理工学系物理学コースの編入試験を受験し合格しました。

今さら感ありますが体験談を残します。

 

※今年から物理学コース(現理学部物理学科)の編入受け入れは廃止されるそうです。試験形式は他学科と通ずる点が多いと思うので参考程度に読んでください。

 

あ、H31年度ってわかりづらいすかねえ。2019年度って意味です。令和元年とも言うのかな。

 

ま、とりあえずいってみましょー

 

[目次]

 

スペック

成績(大体40人中)

1年: 14位
2年: 2位
3年: 10位
4年: 13位

 

TOEIC

L:270 R:290 計560(2年1月)
L:380 R:390 計770(3年7月)
L:? R:? 計685(3年11月, IP)
L:370 R:425 計795(3年3月)
L:430 R:410 計840(4年11月, IP)

 

その他

フランス語検定準2級(4年7月)

ドイツ語検定3級(4年12月)

 

国語学習大好きなただの高専生です。英語、フランス語、ドイツ語を頑張りました。定期試験は3年次から頑張り(れ)ませんでした。

首都大は私の代から英語がTOEIC提出になったので、高得点取れてたのはプラスでしたね。IPも提出可ですよ!

 

受験した学科(コース)について

首都大学東京都市教養学部理工学系物理学コース....って聞いてもなんじゃそりゃ?ですよね。私も未だによくわかりませんが、他大学でいう理学部物理学科みたいなところです。

都市教養学部は文系から理系までいろんな学科(コース)が集まっているよくわからない学部です。

名前がわかりにくいせいか、私の1つ下の代から都市教養学部という学部は消えて、理学部とか法学部とかよくあるわかりやすい名前の学部に分裂しました。詳しくは首都大のHPをチェック

 

首都大を受験したキッカケ

高専の物理の先生に首都大卒(当時の東京都立大学)の方が多く、首都大は良い教育をしてくれたとおっしゃっていたことがキッカケです。元々物理の勉強がしたくて編入先は物理学科にしようと思っていました。先生の言葉を信じて4年夏休みにオープンキャンパスに行ったところ雰囲気が良さげだったので受験を決心しました。

 

以下、実際の勉強法です。

 

3年までの内容は東大編入体験談に載っています↓

suzuki-nemu.hatenablog.jp

 

 

4年 春~秋

夏休みに首都大OCに行き首都大いいかも、と思い始めました。3年で高校物理がいい感じに仕上がったので大学物理を勉強し始めました。使った教材は以下の通り↓

 

物理

 ・力学

力学の教科書。ma=Fからいろんな法則を導き出しています。運動量保存測、エネルギー保存則等々、全部ma=Fから導かれます!おススメです! .....ですが首都大の物理にはオーバーワークかもしれません。

力学

力学

 

 

・詳解力学演習

力学の問題を網羅しています。↑の教科書と併せて少~し使いました。

詳解力学演習

詳解力学演習

 

 

その他

 ・H22年度数学の過去問

秋に友人と一緒に試しに解いてみました。友人は「ノー勉で編入試験の過去問が解けるわけないっしょww」などと言っていましたが、首都大の数学は簡単すぎて案外解けちゃいました。友人もびっくり。数学はもう勉強しなくていいと確信しました。

物理の過去問はちらっと見ましたが、こちらも高校物理でなんとかなりそうだという印象でした。

英語はTOEICだし首都大余裕じゃんwと思ってました。

 

 

4年 冬~春休み

首都大は余裕だと思っていたので首都大対策はなにもしませんでした。東大編入試験のために勉強していました。ここで勉強していたことは特に首都大の試験では役に立っていません。ただ、物理を放っておいて英語・数学だけを勉強していました。ここは反省点です。

 

 

5年 4月

5年が始まり、願書やらなにやらで忙しかったです。

物理を半年くらい放置していたので、久しぶりに物理の過去問等を見たらさっぱり解けなくて焦りました。高校物理から復習しました。

 

・物理のエッセンス

3年で使ったこいつを復習しました。力学と電磁気だけやって、波動・熱・原子はスルー。物理の勘が戻ってきた...かな?

首都大の物理は物理のエッセンスをやっておけば余裕......だと思っていた。

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

 
物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

 

 

5年 5月

高校物理を思い出して準備万端!首都大物理の過去問解くぞ!と思ったら....

 

・H22~30数・物の過去問

数学は相変わらずどれも簡単でした。3年までの数学の授業が分かっていれば対策は必要ありません。が、物理は違かった...

H22~24, 5あたりは高校物理で何とかなったのですが、それ以降は電磁気で積分使ったり難しくなっていたような記憶があります。

電磁気はたま~に、東大の電磁気と比べても難しいなあと思うような問題もありました。

 

未習範囲の熱力学、避け続けていた波動・光ももちろん解けなかったので勉強を始めました。

 

・熱力学

熱力学

熱力学

 

 

・熱・統計力学演習

熱・統計力学演習 (理工基礎物理学演習ライブラリ (4))

熱・統計力学演習 (理工基礎物理学演習ライブラリ (4))

 

赤い本で熱力学の理論を勉強し、黄色い本で問題演習をしました。

これらは大学範囲の熱力学ですが、首都大の熱力学は完全に高校物理の範囲なので微積を使ったものは出ません。電通大、東大の範囲だったのでやりました。

 

・物理のエッセンス

スルーしていた波動・光をやりました。波動・光は、過去問見るとエッセンスの内容そのまんまみたいな問題が結構出題されていました。

 

5年 6月

今までの復習をしていました。首都大の他、受験校の電通大、東大の過去問も解いて本番に備えました。

 

筆記試験

7月6日、ついに本番がやってきました。前日は淵野辺のホテルに泊まりました。

試験時間等は、

集合 8:30

物理 9:00~10:30

数学 11:00~12:30

面接 14:00~

でした。当日朝、大学の正門目の前にあるマクドナルドで優雅に朝食を食べました。が、優雅にしすぎて集合時間に少し遅れてしまいました。試験会場の12号館が正門から遠かったためです。今後受験する方は気を付けてください。

 

 試験会場についた時、まず受験生の多さに驚きました。どのコースも受入人数若干名なのに、10~20人はいるんじゃないか?ってくらい。一方、私が受けた物理学コースは私一人だけでした(悲しい)

 

解答用紙はA4サイズで、数学×4枚、物理×2枚、おもて面のみ使用可でした。というか問題番号がおもて面に書かれており、そこに解答を書きました。

ただ、問題番号の間隔がすっげーーーびっみょーで、答えだけ書けば良いのか過程も書くべきなのかわかりませんでした。問題冊子表面の注意事項にも解答の方法は書いておらず、試験官からの指示もなかったので、この辺いろいろ不親切でした。

下書き用紙もA4で、数学×2枚、物理×1枚で、ぜんっぜん計算スペース足りませんでした。

(問題冊子はスペースないし、解答用紙はびっみょーな間隔しか空いてないし、物理なんて下書き用紙A4 1枚だし....)

 

というように、解答方法でいろいろわからないことがあったので、試験官にどんどん質問する姿勢が大切だと思いました。

 

不親切で思い出しましたが、首都大の問題は単位が書いてあったり書いてなかったりします。(1)でx=1[m]として~とかって書いてあるのに、(2)ではy=3として~みたいな感じ。電荷Qで帯電した云々のあとに、静電容量C[μF]がでてくるみたいな感じ。10^6倍するの?しないの?で迷った過去問があったようななかったような...

分からないことがあったらとにかく質問しましょう。

こんなので点数落としたくないですよね...

 

 

では次に実際に出題された問題です↓

 

物理

大問1(力学)

1. 加速度aで下降するエレベーター内に質量mの質点がバネ係数kのバネに繋がれて水平に置かれている。最初バネは少し伸びており止まっているが、aを徐々に大きくしていくと、ある時刻で質点は動きだした。床と質点の静止摩擦係数をμ、動摩擦係数をμ’、質点の位置をx、時刻をtとしたとき、次の問いに答えよ。

(1)質点が動き始めるaは?

(2)質点が動き始めた時刻をt=0とする。t=0でx=A、t=t1でx=0としたとき、x(t)を求めろ。(ただし、0<=x(t)<=A)

(3)x=0になったときの失われた力学的エネルギーは?

f:id:Suzuki_nemu:20190403191920p:plain

↑こんなイメージ

 

2. 長さLの軽い棒の先に質量mの質点がくっついていて角振動数ωで回転している。っていう状況で回転運動に関する基本的な問4問。

 

大問2(電磁気学

1. 電気双極子のまわりの静電ポテンシャルの問題

2. xyz座標において、

(1)yz平面中をy軸方向単位流さあたりJの電流がz軸正方向に流れているときの磁束密度の分布は?

(2)x>0の領域が全て導体で、j(x)=j0 e^(-kx) の電流がz軸正方向に流れているときの導体内の磁束密度の分布は?

 

大問3(熱力学、音)

1. 熱サイクルの熱量や仕事を求める問題4問

2. 異なる周波数の音をだす2つのスピーカー間で音を聞くとうなりが聞こえた。という状況でスピーカーを動かしたりして...っていうドップラー効果の問題3問。

 

 

あまり自信がない... 力学は例年高校物理で済んでたのに微分方程式使わないと解けなかった。ってか電磁気半分も解けてねえ。

もうボロボロ。大問3は熱力学で1つ解けないのがあったけど概ね大丈夫。

 

 

数学

 例年通りの簡単なやつです。が、2問解けなかったのがあったので超焦りました。数学は簡単だから満点とらないと落ちると当時は信じてました。

 

 

面接

筆記試験後、しばらくしてから始まりました。物理学コース志望なのに物理ができなかったので、どうやっていじめられるだろうと冷や冷やしながら控室で独り待機しました。

 

【面接内容】

・志望理由は?

・興味のある分野は?

・(首都大の物理学科は幅広い分野の先生がいると言ったら)誰から聞いたの?

・(オープンキャンパスで聞いたと言ったら)いつ行ったの?

・試験の出来は?→全然できなかったと言う→笑い起こる

・大問2の1(全然解けなかったとこ)を後ろの黒板で解いてみて→迷いながら答えを示す。

・電気双極子って習ったよね?

・学校で力を入れてやったことはなにかある?運動とか?→語学

・英会話同好会(調査書に書いてあった)ってどんな感じで活動してるの?人数は?

・英語スピーチコンテストって?(調査書に書いてあった)

・卒研とかゼミとかやってる?

 

「ここからは合否には関係ないんだけど....」と前置きがあった後、

・卒業後は何したい?まだ入ってすらいないけど...

・学校で量子力学って習ってる?3年次編入だからやってないとキツいよ?単位変換もキツいかも...

 

口頭試問があった&受験者が1人だったせいか少し長かった。体感で20分くらい。筆記試験でできなかったところを突かれたこと以外失敗はありませんでした(と思う)

 

 

合格発表

 合格発表は試験3週間後。すげえ焦らされた気分でした。7月27日、10:00。どうせ落ちてるだろうなーと思ってHPを開けたらなんとか受かっていました!

やったー!と思うと同時に、あんなに受験者いたのにこれっぽっちしか受かってないのか~と恐怖しました。まあ私のコースは1/1人合格で倍率1なんですけどね笑

 

 

感想、まとめ

数学、物理ともあまり良い出来とは言えなかったので、TOEICに助けられたのかもしれませんね。

 

注意する点としては、

・物理の単位

・解答方法

です。今後受験する人はほんと気を付けてください。わかんなかったら試験官にどしどし質問しちゃいましょう!

 

数学は毎年同じような、しかも簡単な問題がでます。が、簡単だからと言って舐めてかかると、たまにちょっと内容変わったりすることがあるので油断は禁物です。倍率が高いところで1, 2問落としたりすると命取りになると思うので。

物理は最近難化傾向にあると思うので、受験科目に物理がある人はがっつりしっかり勉強しちゃってください!

 

他に聞きたいこととか何かあればコメントください。追記していきます。

 

 

【H31年度編入】東京大学編入試験失敗談

今年度、東京大学工学部を受験しました。結果は1次試験不合格だったのですが、東大編入のために色々勉強してきたので、体験談を書こうと思います。不合格だったので、これだけの勉強じゃ足らんのじゃあ!ということを念頭に置いて読んでみてください。英語だけはできたので、英語に関しては参考にしてもらうといいかもしれません。

※来年度は試験内容が変わるそうです。学科によっては化学もあるそうなので早めに対策を考えたほうが良さそうです。

 

[2018/09/01 追記]

成績開示来ました!参考にしてみてください。

 

 

 

それではいってみましょー

 

[目次]

 

スペック

成績(大体40人中)

1年: 14位
2年: 2位
3年: 10位
4年: 13位

 

TOEIC

L:270 R:290 計560(2年1月)
L:380 R:390 計770(3年7月)
L:? R:? 計685(3年11月, IP)
L:370 R:425 計795(3年3月)
L:430 R:410 計840(4年11月, IP)

 

その他

フランス語検定準2級(4年7月)

ドイツ語検定3級(4年12月)

 

 

1年の初っ端の定期試験で順位が半分くらいだったので、就職を確信しました。2年生になったらなんか知らんけど、いきなり上位に躍り出たので「進学ワンチャン」とか思って勉強に励みました。しかし成績は2年がピークでその後は下がっていますね。進学を意識し始めた3年からは、「定期試験の成績なんて関係ねー!」とか思ってたんで定期試験の勉強をサボり始めました。テスト勉強が前日か当日のみになりました。順位は興味なかったんで3, 4年の順位はうろ覚えです。

英語は1年の頃から頑張っていました。といっても、実は英語だけでなく、語学全般に興味があるので、その他の言語もいろいろ学びました。受験終わったらまた言語学習再開するぞー!

 

東大を受験したキッカケ

一言でいうと東大に挑戦してみたかったからです。1年の頃、大学編入というものがあると聞き、どんなものだろうかとネットで情報収集をしていたところ、小山太郎流という東大編入の体験談を集めているサイトを見つけました。東大に編入した先輩方の体験談がたくさんあって、すげええと思ったのを覚えています。2年になってなんか成績が急上昇したので、自分も頑張ればもしかしたら行けるかも!と思って、東大編入が頭の隅っこ~の方に残りました。3年次に色々オープンキャンパスに行き、自分の行きたいところが東大じゃないことを悟り、しばらくは東大編入が頭から消え去りました。しかし、1年の頃から憧れていたこともあって、4年夏には「せっかくだからやっぱ受けよう」と思って東大編入の勉強を本格的に始めました。東大の勉強をしていれば本命にも受かると思ったためです。というわけで、実は東大は第一志望ではありません(受かってたら入学したかも...)。

 

 

志望学科

東大は志望学科を2つ選べます。私は、

 

第一志望: 物理工学科

第二志望: 電子・情報系学科(群)

 

で願書を提出しました。物理工学科は求めるレベルがすごい高いということを聞いていたので、受かることはまずないだろうと思っていました。結局どっちも受かりませんでしたが...

 

以下、実際の勉強法です。

 

1年

入学時に「5年間で絶対英語マスターしてやる!」と意気込んでいたので、英語だけは頑張りました。入学直後に数学と英語の試験があったのですが、学年約200人中、数学は100番くらい、英語は平均点とほぼ同じ。初っ端の定期試験も42人中21位。まさにTHE・普通でした。

数学は結局平均のまま1年を終えましたが、英語は結構上位になれたと思います。11月に学校で受けさせられたTOEIC Bridgeは確か142点(180点中)でした。物理に関してはちんぷんかんぷんで、試験は赤点ざんまいでした。その他、高専に来た理由が”プログラミングを勉強したい”だったので、C言語を独習していました。

 

使用した教材はこちら↓

 

英語

・授業で使っていた教科書

・DUO 3.0

DUO 3.0

DUO 3.0

 
DUO 3.0 / CD復習用

DUO 3.0 / CD復習用

 

・語源中心英単語辞典

語源中心英単語辞典

語源中心英単語辞典

 

 

 

 

数学・物理

・授業のみ

 

英語の勉強法をネットで散々探し、DUOにたどり着きました。今の私の英語力の核となっているのがこのDUO3.0です。DUOは本体の他に、CDが複数売られていますが、私は復習用CDのみ購入しました。復習用CDは英文の読み上げが速く、最初はさっぱりわかりませんでしたが、慣れたら最強の復習教材になります。1時間で2600語復習&リスニング勉強の同時進行を可能にしてくれます。その他に語源中心英単語辞典なるものを買ってみました。英単語を接頭辞・語幹・接尾辞に分けて解説してくれるもので、英語を読むにあたって非常に参考になります。英単語を覚えるのにもかなり役立ちます。たとえば、immigrationという単語。辞書には「入国、移住、移民」とかって書かれていますよね。ですがこの本には、

im(中に) + migr(移動) + ation(名詞を表す接尾辞)

といった感じで、英単語と日本語の単語が1対1で無機的に対応しているのではなく、こういったニュアンスがあるからこの訳語になっているんだよ!ってのを教えてくれます。migrが移動を表すことを知っていれば、migrateが「移住する」って意味になること、emigrationが「(自国から他国への)移住」って意味になること(e-は「外へ」を意味する接頭辞)が推測できそうですよね?なので、初見の英単語が出てきても、なんとなく推測しながら英文を読み進めることができるのです。できないことも多いけど...

 

この頃、授業以外の勉強はDUO(と語源辞典をサブで使用)だけですね。1年の頃は授業に追いつくだけで精一杯でした。

 

 

2年

授業外では引き続きDUOをやりました。DUOの1週目が初めて終わったのは確か2年の冬ごろです。その後初めてTOEICを受けたら560点でした。ノー勉で挑み、TOEICの問題形式を全く知らなかったので、案外いい点数で驚きました。東大編入のサイトを見ると、この時期にこの点数はなかなか順調そうだなっという感じです。授業では文法学習が終盤に入り、あとはどれだけ語彙を高められるかで英語は決まるなあと考えていました。

数学は授業で微積が始まりました。1年の頃、微積が分かれば数学の世界が広がるだろうと思っていましたが、その通りでした。微積を学び始めてからは数学と物理の面白さを知り、プログラミングそっちのけで数学・物理を勉強しだしました(といっても授業内容の理解のみ)。ここでようやく英語に加え、数学と物理がわかるようになってきました。使用した教材はDUOを除けば、英・数・物ともに授業のみです。

 

 

3年 春~秋

難関大に編入するならそろそろ勉強始めるべきっしょ!と思い立ち、色々な本を買いました。教材は次の通り↓

 

英語

・UPGRADE

学校の英語の授業で使いました。進みが遅かったので自分で先に進め、夏休み中に終わらせました。その後も何週かしたと思います。大学受験用の本で、大学入試で実際に出た文法問題が1問1答で大量に載っています。文法の確認用に◎。直接編入の対策にはならないかもしれませんが、基礎を養うのには良い本だと思います。

 

・アトラス総合英語

学校で買わされた文法書。全然使っていなかったので放置していましたが、この時期に使い始めて、ちょーわかりやすいことに気づく。UPGRADEと合わせて文法の不明点を調べるのに使いました。文法書はFORESTなど有名なものがありますが、私はこの本が合っていました(FORESTあんま見たことないけど)。桐原書店のHPにも書いてありましたが、FORESTは文法事項を網羅しています。詳しすぎます。アトラスは簡潔に、直感的に文法が説明されていて非常にわかりやすいです。その代わりFORESTよりも内容は少ないです。どっちがいいかは好みに寄りますね。

アトラス総合英語 英語のしくみと表現―ATLAS English Grammar and Expressions

アトラス総合英語 英語のしくみと表現―ATLAS English Grammar and Expressions

 

 

・英検準1級 でる順パス単

DUOが終わった&英検準1級を受けようと思ったので買いました。左ページに単語、右ページに意味が載ってるという形式です。DUOの形式に慣れていたので、この1対1対応の暗記は私にはつらかったです。しかもしばらくすると大抵の単語は忘れます(私の場合)。時間かけて何週もしたのになあー...

英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

 

 

・ビジュアル英文解釈

Part1とPart2に分かれています。Part1の始めの方はあまりにも簡単すぎてやめようか悩みましたが、進んでいくにつれ、ためになることがわんさか書かれています。Part2を読み終えると、かなり英文が読めるようになっていることに気づきます。おススメです。全60課あり(61かも)、私は1日1課進めました。Part1が終わってPart2に入ったあたりでTOEICを受けましたが、770点に上がっていてびっくりしました。結果発表を見たときに手が震えました。基礎的な文法やって単語やってこの本やれば、リーディングは完璧です!私の英語力の核になっている本の1つです。

ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)

ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)

ビジュアル英文解釈 (Part2) (駿台レクチャーシリーズ)

ビジュアル英文解釈 (Part2) (駿台レクチャーシリーズ)

 

数学

・授業で使った大日本図書の教科書

夏休みに線形代数の教科書を終わらせました。内容が薄いと思ったのでマセマも読みました。あとは授業のみ。

 

・マセマ 線形代数

授業の教科書じゃ足りないと思ったので購入。だけどあまり役立たなかったかも。夏休み中にベクトル空間の範囲をやりました。これは役に立った。

 

物理

・授業のみ

 

 

数学と物理は授業についていけば編入もどうにかなると思っていたので授業を大切にしました。英語は授業が、あっ...(察し)なレベルだったので自分でどうにかしようと頑張っていました笑

 

 

3年 冬 ~ 春休み

夏休みにオープンキャンパスへ行き、東大やめて東北大理物に入ろう!と思ったので、この頃に物理を本格的に勉強し始めました。といっても、物理は好きだけど本当にちんぷんかんぷんだったのでまずは高校物理から始めました。

 

英語

4年からは数学・物理に力を入れたかったので、英語は3年でけりをつけようと思って勉強していました。具体的には、春休みのTOEICで800以上を取ることで編入のための英語学習を終えようとしていました。が、結局795点で「あと5点かよぉー!」と発狂しました。教材は次の通り↓

 

TOEIC 公式のリーディング教材

図書館で借りてやってました。特に言うことはないです。

TOEICテスト公式プラクティス リーディング編

TOEICテスト公式プラクティス リーディング編

 

 

TOEIC公式問題集 新形式問題集と新公式問題集Vol.1~Vol.5

図書館で借りたり自分で買ったり。この頃既に新形式だったのですが、問題をたくさん解きたかったので古い方も使いました。TOEICは公式問題集を何回もやるのが手っ取り早いと思います。でも値段が高いし、問題用紙回収されるし結果発表遅いからTOEIC嫌い。受験しても点数でるだけで勉強にならないじゃねえかあ!

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

 
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉

 

 

・金のフレーズ(単語帳)

TOEIC前になるとみんながこぞってやるアレです。DUO等で基本的な単語を覚えてからやるといいです。逆に、基本単語を覚えてない状態でこれをやってもしょうもないです。と、まえがきにも書いてあります笑 TOEIC600超えたあたりで使い始めるのが良いと思います。内容は本当にTOEICで出る単語ばかりなので、短期間で点数底上げが可能かも?

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

 

 

数学

・マセマ ベクトル解析

電磁気勉強するのに「ベクトル解析」っちゅうのを勉強しなきゃだめらしい...ということを聞いたのでやり始めました。11月終わりに始めて冬休み中に終わったと思います。Frenet-Serretの公式について結構詳しく書いてありましたが、今のところ電磁気には役立っていませんorz 読むのに時間かかったんすけどね...

マセマは数学を易しく解説しようとしてくれてはいるんですが、説明が冗長だったり、あまり厳密ではなかったり、読む量が多かったりで好みがわかれると思います。

 

・大日本図書 応用数学

4年で使う教科書ですが、3年の春休みの内にベクトル解析だけやりました。マセマと併せて使いました。

新 応用数学

新 応用数学

  • 作者: 佐藤志保,濱口直樹,西垣誠一,高遠節夫,前田善文,向山一男
  • 出版社/メーカー: 大日本図書
  • 発売日: 2014/11/01
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

 

矢野健太郎微分方程式

授業で微分方程式が始まりましたが、教科書が説明すっ飛ばしすぎてて気に入らなかったので、こいつを図書館で見つけて勉強してました。その後Amazonで中古を買いました。あまり厳密じゃないですが、わかりやすくてちょーおススメです。

微分方程式 (1959年)

微分方程式 (1959年)

 

 

 

 

物理

・物理のエッセンス 力学・波動

1月の到達度試験で良い点数を取りたかったので3年の冬休みに始めました。電磁気のバージョンもありますが、電磁気は専門科目でやっていて多少分かっていたので、とりあえず力学だけやりました。物理はちんぷんかんぷんでしたが、これをやったら雲が晴れたように力学がわかりました。さすが高校生用の参考書は説明が丁寧です。

高校物理なので微積を用いた物理は扱っていません。物理さっぱりわかんねぇ、でも編入の物理何すりゃあいいんだあ!?という高専生、まずはエッセンスから始めてみましょう!物理得意な人はやんなくていいと思います。

結局エッセンスには受験直前までお世話になりました。

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

 

 

 

4年 春 ~ 秋

本格的に東北大理物を目指し始めました。試験科目が物理だけだったので、この時期は物理しか勉強しませんでした。あとフランス語に力を入れたのもこの時期。実はフランス語、2年の時から勉強を継続しています笑

 

物理

・力学

図書館で力学の教科書を色々見て悩んだ結果、こいつを買いました。力学の諸公式が全て、ma=Fから導かれていてめちゃめちゃ感動しました。力学をちゃんと勉強したい!って人にはぜひ読んでもらいたい本です!4年4月から読み始め、多少飛ばしたところはありましたが4年のうちに力学のところは読み終えました。解析力学も載っているので、編入後も使えます。

力学

力学

 

 

・詳解力学演習

いろーんな力学の問題が載っています。全部やると力学博士になれちゃうかも?編入にはオーバーワークですが、重要だと思う問題をピックアップしながらやるとかなり力がつくと思います。もっとこの本をやり込んでいれば東大の力学もできたかもなあ...

詳解力学演習

詳解力学演習

 

 

この頃は力学だけです。電磁気は授業以外特にやっていません。

4年の夏休みといえば編入生にとっては大切な時期ですが、私は全然勉強しませんでした。私は勉強する期間は結構やるのですが、やらない期間はとことんやりません。東大の不合格も、このようなことが積み重なった結果だと思います。

 

 

4年 冬

クラスも受験モードになってきて、みんな編入試験の勉強を始めているようでした。今までだらだら勉強してきたのでこのままだとすぐ周りに追い抜かれる!と思いつつも勉強に身が入りませんでした。やっぱ東大を受けようと思って過去問を解き出しました。

12月にドイツ語検定3級を取ろうと思い、この時期はドイツ語ばかり勉強していました。ドイツ語検定の試験までは編入勉強は後回しになっていました。

 

英語

11月に学校でTOEICを受けさせられました。10月からNPR、VOA等の英語のラジオを積極的に聞くようにしたところ、リスニングが伸びて840点を取得しました。リスニング以外は、金のフレーズを復習したり、公式問題集をちょっと解いたりしていました。これ以降TOEICは受けていません。

 

数学

・授業

複素関数をやりました。先生がかなりしっかり授業をやってくださったので、こっちもかなりしっかり勉強しました。おかげで複素積分はしっかりできるようになりました。

 

・東大の過去問

目を通し始めました&ちょこちょこ解き始めました。この頃の印象は、

微分方程式:イケる

確率:全くイケない

図形:ちょっとイケる

複素関数積分はイケる

線形代数:復習必要だなあ

という感じでした。この印象を元に、残りの期間の勉強計画を考えました。

その他、気になった問題を解いたりしていました。

 

・ベクトル・行列・行列式 徹底演習

過去問解いて線形代数もう一回やっておきたいと感じたので、こいつをやりました。やって正解でした。大日本図書の線形代数の教科書をやった後にやると、「あ~そういうことだったのねえ!」ってなります。これをやっておけば編入線形代数は大抵解けます。冬休みに1週。

ベクトル・行列・行列式 徹底演習

ベクトル・行列・行列式 徹底演習

 

 

矢野健太郎微分方程式

先ほど紹介したやつです。過去問解きながらこっちで穴を埋めてました。

 

高専の数学3

みんな知ってるアイツです。インフルエンザにかかって1週間欠席しなければならなかったので、その間に微分方程式のところだけ解きました。ためになりました。こちらも過去問の穴埋めとして。

高専の数学 3 問題集 (第2版)

高専の数学 3 問題集 (第2版)

 

 

 

物理

ノータッチ。秋までに力学がいい感じ(パッと見過去問が解けそうなレベル)になったので油断していました。電磁気をちゃんと勉強しなきゃと思いつつ、結局数学のみ勉強しました。5年4月に過去問を解き始めて後悔することに...

 

 

 

4年 春休み

英語

過去問を見ました。問2にA4 1枚の英文が載ってて、「やけに短い読解だなあ。」と思って問題文をみると、「全文和訳しなさい。」と。これはやべえと思って英文和訳の練習をしました。

 

・英文和訳演習(中級編)

ビジュアル英文解釈と同じ著者です。高校生用ですがなかなか難しかったです。上級編も買いましたが、中級編だけで手いっぱいでした。

英文和訳演習 (中級篇) (駿台受験シリーズ)

英文和訳演習 (中級篇) (駿台受験シリーズ)

 

 

 

数学

・過去問

2年分くらい解きました。出来は5割いくかいかないかくらい。冬休みに頑張った線形代数ができるようになってきて、成長を感じました。戦略として、微分方程式複素関数線形代数を完答して、その他はちょっとできればいいかなと思っていました。

その他、問題を拾い拾い解いていました。

 

・細野真宏の確率が本当によくわかる本

場合の数とか確率とかnPrとかnCrとかすげえ苦手だったので、偏差値30でもわかる!と謳っているこいつをやりました。解説→例題→演習問題の順でした。わかりやすかったですが、私はかなり時間がかかりました。本当に偏差値30でもわかるのか?問題文の日本語に怪しいところがいくつか... こいつをやって、過去問の確率が「何もわからん...」から「すこ~しわかる」に変わりました。

細野真宏の確率が本当によくわかる本 (細野真宏の数学が よくわかる本)

細野真宏の確率が本当によくわかる本 (細野真宏の数学が よくわかる本)

 

 

物理

ノータッチ。

 

 

春休みは編入生にとって1番大切な時期と言われています。ここでどれだけ勉強できるかで結果が変わってくると言っても過言ではありません。私はここでも踏ん張ることができませんでした。勉強時間も10時間とかやる日もありましたが、まったくやらない日も多く、平均するとは3時間/日くらいになってしまいました。

 

 

5年 4月

ついに最終学年。この頃、具体的にどの大学を受けるか決めました。東大は募集要項が4月10日くらいに発表され、「ついに自分の番が来たか。」とすごく緊張したのを覚えています。初めての願書記入やら手続きやらでかなり時間がかかり、あまり勉強ができない日が続いたりしました。願書は早め早めに準備を進めることが大切です。

5年になってからは英・数・物とも、過去問中心で勉強しました。

 

英語

・東大の過去問

英語は大丈夫そうでした。英作文がちょっと弱い気がしたので、英作文の本をやりました。

 

・英作文が面白いほど書ける本

色々な表現が載っています。しっかりやればかなり力がつくと思います。ためになりました。

CD2枚付 決定版 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本

CD2枚付 決定版 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本

 

 

 

数学

・過去問

東大以外にも、電通大、首都大、東工大なども解きました。過去問を解いては友人と議論をしていました。過去問は解答例がないので、友人との議論は非常にためになりました。答え合わせができ、深い理解も得られるので早いうちから一緒に勉強する友人を見つけられると、勉強がはかどると思います。私も4年生の時からやっていれば良かったなあと思います。東大の過去問の出来は、やっぱり4割~6割。

 

・今までやった参考書の復習

過去問でわからなかったところも含めて、今までの復習をしました。

 

 

物理

・過去問

東大の過去問を解き始めて「全然わかんねぇ....」となり絶望しました。半年前に勉強した力学をすっかり忘れていました。電磁気もわからず、第3問は運に任せるしかない状態でした。というわけで、復習を始めました。

 

・物理のエッセンス 力学と電磁気両方

力学に加え、電磁気のコンデンサーの部分もやりました。わかりやすかったです。エッセンスをやったことによって物理の感が戻ってきました。

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

 

・力学

・詳解力学演習

4年のときにやったやつです。内容が頭から飛んでたのでもう一回。

 

 

5年 5月

英語

4月同様。過去問解いて6割は乗るなあという感じ。

 

 

数学

・過去問

4月同様。出来は4~6割。

 

複素関数

4年学年末にやった複素関数を忘れてきたので復習。教科書と先生からもらったプリントをやりました。これで"複素積分"はバッチリ。

 

・細野真宏の確率が本当によくわかる本

もう1週。理解不足でなかなか進まない...

 

・ベクトル・行列・行列式 徹底演習

もう1週。結構忘れてるなー!という印象。

 

物理

・4月同様

4月同様過去問解いて、詳解力学やらエッセンスやらで答えを頑張って導き出していました。物理は90分で解かないといけないのですが、全然終わらんやん!!?という感じ。年度によってはすぐ解けたのもあって、物理は年度によって難易度の差が激しいというのが印象です。

 

・詳解電磁気学

コンデンサの問題を主にやりました。その他にも重要だと思ったところをピックアップしてやりました。全部やったら最強だけど、そんな時間は私にはありませんでした。

詳解電磁気学演習

詳解電磁気学演習

 

 

・熱力学

電通大で出るのでやりました。東大物理の第3問の対策にもなります。熱力学の教科書です。

熱力学

熱力学

 

 

・熱・統計力学演習

その名の通り演習本。↑の本で理論を理解しつつ、こちらで演習をやりました。

熱・統計力学演習 (理工基礎物理学演習ライブラリ (4))

熱・統計力学演習 (理工基礎物理学演習ライブラリ (4))

 

 

 

 

 

5年 6月

本番が迫ってきました。滑り止めの電通大の試験が6月中にあったので、そちらの勉強もやっていました。東大よりは難易度が低いので、電通大の過去問が良い橋渡しになりました。

過去問を中心に今までの復習をやっていました。出来は、

英:6、7割は取れる。

数:5~6割。運が良ければボーダー乗るかも。

物:5~7割。結構解けるようになってきた!

 

英語は安心していましたが、数学と物理は問題によるなという出来でした。結局このまま本番へ突入...

 

 

1次試験本番

7月1日。待ちに待ったこの日がやってきました。やることはやったぞ!...とは言えなかったのであまり自信がありませんでした。確率も不安だし、複素関数積分以外はあまりわからなそうだし~。とまあ、不安になってもしょうがないので、今までやってきたことを思い出しながら、自分を勇気づけました。

試験時間等は以下の通りです。

集合 8:50

英語 9:00~11:00

数学 12:30~15:00

物理 15:30~17:00

数学が終わった時点で集中力が途切れていました。17:00まで試験はきつかったぁ~

 

解答用紙はB4縦で、15mmくらいの横掛け線、大問1つにつき表裏1毎使えました。過去問請求するとわかるのですが、問題冊子に「本冊子は全部で16ページある」と書いてあります。この16ページは、問題冊子表紙を含め、最後のページの裏まで含めて16ページだった気がします。計算スペースは十分でした。

机は小さく、解答用紙がぎりぎり収まるか収まらないかくらいでした。横長で、一つの机に2人が着席していました。電通大の机よりは広かったかな。

服装はスーツと私服半々くらい。

受験者は79人でした。

 

英語

1. リスニング。ディクテーションと、放送された英文に合う内容を選ぶ選択問題でした。選択問題は、読まれた文がそのまま問題文に書かれており、思ったより簡単でした。出来は7~8割。

2. 英文和訳。アクティブマニュファクチャリング(?)と3Dプリンタについて。出来は7割。

3. 和文英訳。科学に関する文4つくらいを英訳しました。特に分野が定まっていたわけではありませんでした。出来は6割くらい。

4. 長文読解。PlaNYC、交通工学について。東大の読解は過去問解いた感じそんなに難しくなかったのですが、今年は読解が一番わかりませんでした。出来は5~6割くらい?

5. 読解&英作文。メモに「防波堤をつくろう!的な。heavy rainのとき」しか書いておらず思い出せない... 確か、大雨が降ったとき、防波堤は我々を守ってくれるが、しばらくすると土砂が溜まって一段高い防波堤を作らなくてはならなくなる。これを繰り返すと川が居住地よりもかなり高いところを流れるようになって~問題が生じる。的なことが英文で書いてあって、それに対して2つの意見が投げかけられていて、どちらの立場を選ぶか?英文で答えよ。みたいな問題だった気がする。なんか微妙な感じで6割くらいとれた感触だった気がする。

 

全体で6~7割くらいの出来でした。英語で落ちることはなさそうだ。

 

数学

1. 微分方程式。すごく簡単で驚きました。出来は10割。

2. 確率。単位円を考えて、円周上に一様確率で定点を置いて...といった、図形を絡ませた、見たことのないような問題でした。最初の2問くらいを解いて次へ。出来は2割くらい。

3. 図形。ax^2+by^2+cz^2<=1の体積を求める問題。これはできました。次に、行列で表された図形についての問題。これは全然わかりませんでした。出来は3割くらい。

4. 複素関数写像とか複素積分写像はあまりできませんでした。複素積分はバッチリでした。(過去問の出来通り...)出来は7割。

5. 線形代数。3行2列の行列が書いてあって、誘導に乗って色々解く問題。誘導に乗ってただ作業するだけだったので最後の問題以外は解けました。出来は8割。

 

全体で6割届くかなあ~という出来でした。これは落ちたかも...と思いましたが、物理で挽回すれば大丈夫な範囲だ!とポジティブに行きました。

 

 

物理

1. 力学。質点が2つあり、片方を机の端から落としたとき、どのような運動をするかという問題。まさかの2体問題。さっぱりわからず、出来は3~4割。

(詳解力学演習P.142, {4.2}とほぼ同じ問題です。)

2. 電磁気学。ホイートストンブリッジの真ん中にコンデンサがあって、充電後、コンデンサをコイルと直列繋ぎしてコンデンサの平板間に生じる電界の角振動数を求める問題。そして、その平板間に電子銃を打ってスクリーンのどこに電子が当たるかという問題。振動している電界に電子銃打ち込むって...そんなんわからんやん。出来は5割。

3. 熱力学。気体の熱力学を結晶に応用してみて、最終的にゴムの温度による伸びを考える問題。4割くらい。

 

全体で4~5割といったところでしょうか。完全に落ちたと思いました。試験会場を出た後に東大の学生から「サークルの勧誘です~パンフレットどうぞ!」とパンフレットを渡されそうになったのですが、「落ちたと思うので遠慮します...」と受け取りませんでした笑(ごめんなさい) かなりショックで、放心状態のまま帰路につきました。

難易度は、物理が例年より難しかったと感じました。まあでも、自分の実力は出し切ったなという印象でした。勉強したところはしっかりできて、勉強しなかったところはしっかりできなかった。まさに実力そのものが出た試験でした。

 

 

一次試験合格発表

7月9日。私にとっては初の合否発表。完全に落ちていると思っていたので期待していませんでした。10時過ぎに東大工学部のHPを開き、合格発表のページを見ると、案の定自分の番号はありませんでした

「はあ~、やっぱだめか~」

やはり東大はまだまだ手が届かないかあ~。ショックだった、というよりは自分の実力がまだまだだということを思い知らされて、もっと頑張らなきゃ!という気持ちでした。

 

 

成績開示

まだ見ていないので、わかり次第掲載します。

[2018/09/01 追記]

結果が送られてきたので掲載します。

f:id:Suzuki_nemu:20180901231323j:plain

英語:340

数学:300

物理:138

 

試験時の手ごたえどおりの出来でした。ただ数学が予想より良かったです。解いたのが6割くらいだったので、260点くらい取れればいい方だと思っていました。

ボーダーは全教科で6割と言われています。物理があと5, 60点くらい取れれば(まだまだだなあ...)合格だったのでしょうか。

 

 

感想・まとめ

低学年のころから頭の片隅にあった東大受験。残念な結果となりましたが、人生の中では大きなイベントだったのではないかと思います。東大合格という大きな目標を掲げ、それに向かって努力してきた。今までこんな経験はしたことありませんでした。振り返ってみると、勉強から逃げたり、妥協してきた部分が多々あったと思います。東大に受かる人ってのは、体験談を読んでいる限り、やっぱみんなかなり勉強してます。どの人も少なくとも私よりはやっています。

東大なんて雲の上の存在だ、凡人が東大受験だなんて馬鹿馬鹿しい!と思うかもしれません。しかし、目指してみないことには始まらない。無理でも、実際に目指してみると色々学ぶことがありました。この経験を糧にして、この悔しさを忘れず、今後の人生でも色々挑戦していきたいと思います!

まずは東北大理物、合格するぞー!

【H31年度編入】電気通信大学編入試験体験談

今年度、電気通信大学情報理工学域Ⅲ類の受験をしたので体験談を書いていこうと思います。

 

先に言っておきますが、ちゃんと合格しましたので、合格体験記として読んでみてください笑

それではいってみましょー

 

[目次]

 

 

スペック

成績(大体40人中)

1年: 14位
2年: 2位
3年: 10位
4年: 13位

 

TOEIC

L:270 R:290 計560(2年1月)
L:380 R:390 計770(3年7月)
L:? R:? 計685(3年11月, IP)
L:370 R:425 計795(3年3月)
L:430 R:410 計840(4年11月, IP)

 

その他

フランス語検定準2級(4年7月)

ドイツ語検定3級(4年12月)

 

詳しいことは東大の体験記で書こうと思いますが、TOEICがちょっと良いこと以外は普通の高専生ですね。成績も2年次以外は平凡です。

 

電通大を受験したキッカケ

元々志望校が東大、東北大、首都大の3校でした。ですが、「この3校だけだと全落ちが容易に想像できる....!」と思ったので、急遽5年の4月にパパッと決めました。ってなわけで、初めて電通大に足を運んだのは、実は試験当日です。物理が勉強できそうで(専攻を物理に変えたいと思っていた)、受かりやすそうなとこないかなあ~っとネットで探していたところ、電通大に「物理工学プログラム」なるコースがあり、試験科目も英・数・物で東大とかぶってるということで受験を決めました。ちなみに私は電気系学科所属です。

 

 

以下実際の勉強方法です

 

※4年までの勉強内容は東大編入体験談に書いてあります。

 

 

 

5年4月

急遽受験を決める。電通大HPに載ってる過去問を見てみる。2年分解いてみたが、東大編入を目指していたため大体解けて安心する。英語については著作権の問題とかで公開されてなかったが、英語は得意だったので放置。物理は半年くらい放置してたのでかなり忘れていた。ので、高校物理からさらっと復習した。使用した本はこちら↓

 

物理

・物理のエッセンス

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

 
物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

 

・過去問

 

 物理のエッセンス、めちゃくちゃおススメです!物理がある程度わかっている人ならいいんだけど、私みたいに、1, 2年の物理で赤点とりまくってた人間には必須です。私は3年の冬休みにこれをやり込んで、到達度テストの物理はほぼ満点でした。高校生用の参考書なので微積を用いた物理は扱っていません。物理やばいけど何したらいいかわかんねぇ...っていう高専生はぜひ。5年になってからやり始めたら遅いかも。ってか遅い

 

数学

・過去問

高専の授業で使っている大日本図書の教科書

 

数学は授業の範囲で問題ありません(少なくとも私の学校では)。唯一ベクトル空間は学校でやっていませんでしたが、3年のときにマセマで自習していたのでなんとなく解けました。

 

 

あ、あと、大日本図書の線形代数の教科書は、問題の解き方を覚えることはできるのですが、「なんでそうなるの?」っていう部分があまりにも多いので、他の本でも勉強すると本質的な理解を得られます。まあ大抵の編入試験に本質的な理解なんていらないんだけど。

 

英語

ノータッチ

 

 

5年5月

物理、数学とも過去問をやっていました。5年になると研究室配属があり、同じ研究室の友人も電通大を受けるとのことで一緒に解いて答え合わせもしていました。この頃に友人と議論したことは非常にためになりました。友人と議論しあうのはお互いのためにもなりますし、深い理解も得られますので、早いうちからやっとくといいです。答え合わせもできていいですよ!

物理は未習範囲であった熱力学も始めました。熱力学の授業なんてなかったので、間に合うかどうか焦りましたが、ゴールデンウィーク中に電通大の過去問が解けるくらいまでは進めました。使用した本はこちら↓

 

 物理

・熱力学

熱力学

熱力学

 
熱・統計力学演習 (理工基礎物理学演習ライブラリ (4))

熱・統計力学演習 (理工基礎物理学演習ライブラリ (4))

 

赤い本が熱力学とは何ぞや?っていうのを説明してくれている教科書的なもの。黄色いのはその名の通り演習本です。どちらもやっといて正解でした。電通大の熱力学の範囲だと、↑の本は半分くらいまで進めればOKです。(といっても本番では熱力学でなかった...)

 

・力学

力学

力学

 
詳解力学演習

詳解力学演習

 

どちらも名著です。ただし、量が多いのでこの時期に始めるべきではありません。私は4年4月からこの本をやっていました。黄色い本は力学の本質がわかります。みなさんが物理の授業で学んできた各公式がすべて、ma=Fから導かれているのでちょー感動します。物理好きな人はやってみるといいと思います。解析力学等も載っているので末永くお使いいただけます。

 

・その他過去問

 

数学

4月同様

 

 

 

 

5年6月

諸々の編入試験が迫ってきてテンションが上がっていました。この頃、日常生活の会話は約80%が勉強のことでした。逆に勉強のこと以外になると途端にコミュ障勃発させてました。これは今も変わらない。あったか~いお茶とつめた~い水が置いてあると、「わあー!高温熱源と低温熱源があるから熱機関作れちゃうねぇー!」みたいな会話を友人と繰り広げていました。あの理系特有の気持ち悪い会話です。文系の人たちが見ていたら間違いなくゴミを見る目で見ていたことでしょう。たぶんまともな理系の人が見ても白い目で見てくるでしょう。

 

さて、勉強内容ですが、変わらず過去問を解いていました。といっても、電通大だけでなく、その他の志望校である東大、首都大の過去問も同時に解いていました。この3校は範囲が大体同じなので勉強しやすかったです。

 

 

筆記試験

6月28日、ついに本番がやってきました。私にとっては初の編入試験です。前日から東京入りし、ホテルでのんびりと過ごしました。田舎と違って交通の便がいいなあ、というのが印象です。

試験時間等は、

集合  9:30

数学  10:00~12:00

物理  13:00~14:30

英語  15:00~16:30

という感じでした。解答用紙の回収時間等で昼飯食べる時間があまりありませんでした。マクドナルドでチキンクリスプを3つ買ったのですが、2つ食べ終わったところで時間が来てしまいました。最後のチキンクリスプは次の日の朝飯になりました。(どうでもいい)

 

解答用紙はB4縦で、大問1つにつき表裏1枚使えました。ただしホッチキスの場所が微妙で、裏面が書きづらかったです。参考に、私の覚えている範囲で解答用紙を作ってみましたで下の方に貼っておきます。

 

机はかなり小さく、

iPhone5s 2.7個分くらい(33cmくらい)

iPhone5s 4.5個分くらい(55cmくらい)

で解答用紙が収まりませんでした。試験中、後ろの人に解答用紙でツンツンつつかれました。

 

服装はスーツと私服で半々。私は背中に「鮮度満喫!麦酒」とでかでかと、胸には「Orion beer」と書かれたオリオンビールのTシャツを着ていきました。受験票と一緒に送られてきた注意事項的な紙に、「英文字が印字されている衣類は着用しないこと。着用している場合には、脱いでもらうことがある。」と書いてあったため、「やべぇ、上半身裸で試験受けることになるかもしんねえ....」と内心冷や冷やしていましたがスルーでした。あまり大きく英字が入っていなければ大丈夫そうです。

 

数学

例年は、線形代数、ベクトル空間、偏微分、重積分、複素積分の大問5つが出題範囲でしたが、今年は線形代数、ベクトル空間、微積分(偏微分やら重積分やら)、微分方程式、複素積分の大問5つに変わっていました。これは募集要項にも載っていたので対策はしてきました。詳しくは電通大のHPに過去問が掲載されると思うのでそちらを確認してください。難易度は例年通りで、8~9割くらいは取れたと思います。

 

物理

募集要項には、力学、電磁気学、熱物理学、波動と光、現代物理学と書いてありましたが、ここ数年はずっと熱力学しか出てなかったので、波動と光、現代物理学などは完全にスルーでした。

問題用紙が配られ、試験開始の合図が鳴る。問題用紙をめくり、「力学と電磁気は余裕ですわぁ...( ´_ゝ`)」と心の中でガッツポーズをしました。もう一ページめくると、なんとそこには、良くわからん偏微分方程式が....!

 

問題文「波動方程式は、下のように.....」

ワイ「ハドウ...ホウテイシキ....?    ハジメテキイタヨ」

 

思わず苦笑いしました。

 

ワイ「(完全に落ちた....)」

 

滑り止めで滑ったらもう全部終わりやん、こんなん.....と絶望しましたが、よくよく見てみると、誘導に乗ってけば案外解けそう。波動はとりあえずそっ閉じして力学と電磁気を解きました。

 

力学:質点の単振り子と剛体の単振り子の微小振動の問題。基本的な問題で全て解けました。

電磁気:無限長の導線に電流が流れていて、その周りの磁場をBiot-Savartの法則を用いて解く問題。無限長の導体パイプの内側に無限長の導線が置いてあって、電流がそれぞれ逆向きに流れていて、中心軸からの距離に応じた磁場をAmpèreの法則を用いて求める問題。の2問

 

ここまでは順調でした。ただ、後で気づいたのですが、電磁気の問題で磁気定数μ0の付ける場所を間違えていました。計算の過程はあっているはずなので、多少減点されて多くの点数がもらえてるはずです。......たぶん。

 

問題の波動ですが、小問が全部で6つあり、よく考えれば初見でも全部解けるような問題でした。

たぶん偏微分方程式を見た瞬間に諦めた奴がたくさんいたと思います。が、私は諦めず、ちゃんと問題文を読んでできる限り解いてみました。小問6個中4つは解けました。やってみれば案外解けるものです。見たことのない範囲だからと言って諦めずに、とりあえず考えてやってみる姿勢が、本番では重要だと思います。

まあ、だからこそ、取れるところは確実に取れるような勉強を、本番前にすることが重要なわけです。あれだけ勉強してきたから大丈夫だ。と思えるような勉強をしていれば、編入試験なんて大抵は受かります。(必ずとは言っていない)

というわけで、なんだかんだで物理でも8割くらい取れたと思います。もうちょい低いかも。

 

あ、ちなみに電通大は物理と化学で選択です。問題を配られた後、解答用紙にどっちを解くのか記入して選択します。私は化学なんて2年生のときの授業でちょいっとやったくらいなので、当然物理選択です。

 

英語

大問2つ。解答用紙2枚。1問目はA4 2枚+αくらいの英文が書かれており、内容を250字以内の日本語で要約せよというもの。長時間座ることは健康に良くない的なことが書かれており、試験のせいで長時間座っていた私は、直ちに立ちたいと思いました。

2問目は英語の質問が2つならんでいて、どちらか選んでその質問に英語で答えるという問題。片方は小学校でプログラミング教育をすべきかどうか。もう片方は日本の人口減少を止める解決策があるかどうか。という質問で、私は後者を選びました。英語は過去問を解いたことすらありませんでしたが、まあなんとなくできました。全て記述式だったので、どれくらい取れたかはわかりません。問題用紙に下書き用紙がたくさんあったのでスペースには困りませんでした。英文もそんなに難しくありませんでした(TOEIC840並感)。

 

全体として難易度は例年通りだったと思います。ただ、ここ数年物理の大問3では熱力学しか出ていなかったので、波動が出てきて相当面食らいました。来年度からは熱力学に加えてちゃんと現代物理学等も学んだ方が良いかもしれません。

 

 

面接

面接は筆記試験の翌日、6月29日に行われました。類によって別々の建物に集合しました。後述しますが、私が受験したⅢ類では大体25人くらい受験していて、全員が同じ部屋に集まりました。集合は8:30で9:00開始、と受験票と一緒に送られてきた紙に書いてありました。ただ何人か集合時間に遅れてきていたと思います。

 

集合時間になったところで担当者の人が来て注意事項等の話がありました。その後なんと、問題の書かれたプリントを配られ、小テストが実施されました。担当者曰く面接のネタになるものだそうで、合否に大きくは関わらないそうです。ちょっとは関わるんすかねえ。内容は数学と理科(物理or化学の選択)でした。そしてさらに各科目で3問ずつ問題があり、その中から1問、好きなのを選ぶというものでした。なお解答方法は選択で、①、②、③の中から正答を選ぶというもの。これはそんなに難しくなく、また合否にもそんなに関わらないと思うので気楽に行きましょう。(※この小テストはⅢ類だけ行われたものらしいです。来年以降あるかどうかは不明。そんなものがあったのかあー程度にとどめておいてください。)ちなみに私は数学で間違えました。重積分の問題でミスりました。でも合格しているんで大丈夫です!

 

控室の担当者が受験生に向かって話しかけてくれており、小テスト中も「あんまり合否には関わらないから気楽にね!リラックス、リラックス~」と緊張をほぐそうとしてくださったため、あまり緊張しませんでした。筆記試験ができたから落ちることはないだろうと思い、自信を持って面接に臨みました。

 

【面接内容】

・自己紹介(出身校、名前、受験番号、志望プログラムの確認)

・志望理由は?

・(物理が好きだと言ったら)具体的な分野は?

・好きな数式は?(迷って、Coulombの法則と答えました笑)

・卒業後とか10年後の自分はどうありたい?

・卒研なにやってる?

・(核融合関係をやっていると言ったら)磁気閉じ込めと慣性閉じ込めどっちやってる?

・興味のあるラボとかある?

・自己PRをしてください。

・他大学は受ける?

・(控室でやった小テストの)出来はどう?

 

体感5分くらいでした。私は嘘をつくのが下手なので、全て本音を話しました(電通大の受験は4月に急遽決めたこと、他大学に受かったらそっちへ行くことなど)。各プログラムの先生が一人ずつ面接官で、Ⅲ類は計5人でした。自己PRは予想していませんでしたが、英語やその他語学を結構頑張ってきたので迷うことなく話すことができました。勉強以外にも趣味等なにかやっておくと、面接のときに話すネタができますね。

特に失敗はしなかったので受かったと思って電通大をあとにしました。

 

合格発表

試験の2週間後、7月13日、10:30。この時既に東大の1次不合格が分かっていたので、電通大落ちたら後がない!とすげえ冷や冷やしていました。試験はそこそこできたし、受験者もそんなに多くないから受かってるだろうと思っていたため、前日には、合格者発表.pdfを電通大HPで開き、自分の番号を見つけるという一連の流れを何度もイメトレしていました笑

さて、10:30になり、電通大HPを開こうと携帯を手に取る、電源を付ける、電通大のHPを開k、、、.........ん?

 

友人「合格おめでとう。」

 

とロック画面に通知が。俺拍子抜け。今までのイメトレがぁ....

と、よくわからんうちに合格を知りましたとさ。その後真偽を探るべく、電通大のHPを駆け抜け、ようやく合否発表が記載されているページを見つけ、自分の合格が確実なことを確認しました。まあ合格してたから良かったけどさあー...

 

 

感想、まとめ

電通大は東大とかその他レベルの高い大学と試験範囲がかぶっているため、滑り止めとして受験する人が多いです(H30年度の実施状況を見ると、入学者数が合格者数に対して少ないこと、自分含め、電通大が本命という友人がほとんどいなかったことより)。そのため割と難易度が高いと思います。私が受けたⅢ類は25人(くらい)中12人が受かっていたためヌルゲーだったわけですが、Ⅰ類とⅡ類はそれぞれ受験者数45人、55人(くらい)中両方とも合格者9人だったので倍率は5、6倍となっていました。もし私がⅠ類やⅡ類の方に出願していたら確実に落ちていたでしょう。

このように、編入試験は運の要素も絡んできます。自分が確実に受かりたいか、それとも挑戦してみたいかによって受ける大学・学科は変わると思います。前年度の倍率とかはたぶん、たいていの大学で公開されているので、早いうちから情報収集をして大学編入の戦略を立てていきましょう。

 

英語は低学年のころから勉強しましょう。英語の勉強法等も後日書いていこうと思いますが、私は1年生のころからDuo3.0をやり込み、普段の英語の授業も真剣に聞いていたため(低学年のころのみ)、4年生からはほとんど英語の勉強はしていません。早いうちに英語の勉強をしていれば、4年になって急いでTOEICの対策をする必要とかはなくなるわけです。その分数学や物理に時間を使えます。

といっても、逆に数学・物理を低学年からやって、英語を高学年に回すって言う方法もありますけど、まあ5年になってから焦らないよう、今の内からいろいろ考えておくといいかもしれません。

 

 

解答用紙

受験前、各大学の問題用紙は手に入ったのですが、解答方法がわからず、どのような解答を練習すればよいのか(答えだけ記入方式か白紙渡されて全部記述する方式なのかetc.)困ったので、電通大の解答用紙はこんな感じだったというのを覚えてる範囲で作ってみました。

 

f:id:Suzuki_nemu:20180729160231p:plain

 

電通大解答用紙_数学.pdf - Google ドライブ

 

・大問1つにつき1枚裏表印刷です(数学では4枚、物理では3枚)。

・↑のやつは数学と書いてありますが、物理も同じような感じです。英語は異なります。

・右上の黒い三角形をホッチキスで止めてください。

・サイズはB4です。

・すべて記述式です。

・本番はシャーペン、鉛筆に加え、ボールペン使用可です。

・裏面の記入の向きに気を付けてください。

 

 

 

さあどうでしたか?電通大受かる気、湧いてきたでしょうか?とりあえず一通り書いてみましたが、ココが知りたい!あれはどうだったの?といった質問等ありましたらぜひコメントください!

また、思い浮かんだこと等あったら追記していこうと思いますのでよろしくお願いします。

 

はじめに

夏休みに入り、編入試験もひと段落ついた(?)ところで、私が受験してきた編入試験について、感想や今までどんな勉強してきたの?といったところを書いていこうと思います。今のところ私が受験した大学は、

の3つです。夏休み中にも1校受験する予定なので、結果がわかり次第そちらについても書いていこうかと思います。

 

私自身、先輩方が残された数々の編入体験記に助けられてきたので、こうしてブログに体験談を書いてみようと思いました。

 

はじめてのブログでわからないことだらけですが、これから大学編入を目指してみようと思っている後輩たちの参考になれば幸いです。

 

質問等あればコメントどうぞ!

 

追記

・2018/07/29

電通大編入体験記追加しました!

 

・2018/08/08

東大編入体験記追加しました!成績開示にも注目。英語・数学は合格点(?)

 

 

suzuki-nemu.hatenablog.jp